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2005年5月24日

ワコム、パームソース社と提携

パームOS採用各社に、独自のペン入力技術提供へ

株式会社ワコム(本社:埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台2丁目510番地1 社長:山田正彦)と、PalmSource, Inc.(パームソース・インク、本社:カリフォルニア州サニーベール 社長:デビッド ネーゲル、以下:パームソース社)は、パームソース社が供給する携帯情報端末向けのオペレーティング・システム(以下:パームOS)を採用するメーカー各社に対し、ワコム独自のペン入力方式によるインターフェイスソリューションを、両社共同で提供していくことで提携したことを発表します。これにより、パームOS採用各社は、このソリューションを利用した次世代携帯電話やPDAなどの携帯情報端末を短期に開発し、迅速に製品を市場に投入することができるようになります。

ワコムが「Palm OS Ready Program」に参加

パームソース社が取り組んでいる 「Palm OS Ready Program(パーム・オーエス・レディ・プログラム、略称POSR)」は、パームOS機器用に半導体や周辺機器技術・部品を供給する企業とパームソース社とで結ぶ提携プログラムで、これに参加した企業は「POSRパートナー」と呼ばれます。パームOS採用各社は、「POSRパートナー」より提供される詳細な情報とともに、パームOS上での動作が検証された各「POSRパートナー」独自の技術を活用する権利が与えられ、機能的なパームOS機器を迅速に市場に投入することができます。 このたび、ワコムは同プログラムに参加したことで、ATI、インテル、モトローラ、テキサス・インストルメンツなど多くの世界的ベンダーと同様に「POSRパートナー」となり、パームOS採用各社に対し、ワコム独自のペン入力技術である「ワコム・ペナブルテクノロジーR方式」を効率的に供給することが可能となります。これにより、パームOS採用各社では、わかりやすく機能的に操作できるペン入力携帯情報端末の開発の簡易化と、迅速な市場投入が可能になります。

ワコム・ペナブルテクノロジー方式の特長

ワコム・ペナブルテクノロジー方式は、液晶などのディスプレイの背面に配置した「センサー」と、高精度で筆圧感知が可能な「電池レス・コードレス電子ペン(注1)」との間で、微弱な信号のやり取りをすることで、精密なペン入力を可能にするワコム独自の技術です。この技術は、携帯電話やPDAなどの携帯情報端末のディスプレイ上で、文字や図などの正確なペン入力が可能になるだけではなく、「メニュー操作を自然にする『フライトポイント?機能(注2)』」 「ディスプレイの背後にセンサー本体を組み込むことで画像劣化を防止し、耐久性を維持できる特長(注3)」などを実現します。また、ソフトウェアの対応によっては 「電子サイン認証」 「画面のズーミング」などの機能を容易に組み込むことが可能です。ワコムでは、すでに携帯情報端末での使用を前提にした「小型センサー」「質量1gの超小型電子ペン」「超小型ワンチップコントローラIC」などの開発を終えており、パームOS上でのワコム・ペナブルテクノロジーR方式の活用促進が期待されます。

株式会社ワコムについて

ワコムは、1983年に設立されたペンタブレット・液晶一体型ペンタブレットの世界的リーディングカンパニーです。現在、ワコム独自の電池レス・コードレス筆圧対応ペンは、世界中のクリエイティブワークの現場を中心に、幅広く使われています。ワコム独自の電磁誘導方式は「ワコム・ペナブルテクノロジー方式」と呼ばれ、Windows,Macの両プラットフォームに対するOEMソリューションとしても提案されています。また、今日のほとんどのタブレットPCにも、このテクノロジーが採用されています。今後、「ワコム・ペナブルテクノロジー」は、次世代携帯電話やPDAなどの携帯情報端末の分野でも重要な役割を果たしていくものと期待されています。

ワコムは世界的な企業グループであり、日本(株式会社ワコム)本社を中心に、アメリカ(ワコム・テクノロジー・コーポレーション)、ドイツ(ワコム・ヨーロッパ・ゲーエムベーハー)、イギリス(ワコム・コンポーネント・ヨーロッパ)、中国(ワコム・チャイナ・コーポレーション)、韓国(ワコム・デジタル・ソリューションズ)、オーストラリア(ワコム・オーストラリア)、そして他アジア各地の現地オフィスにより、世界の市場で活動を展開しています。

パームソース社について

携帯情報端末向けOSの業界リーダーであるパームOSおよび、携帯電話上などで稼動するソフトウェアを提供する、携帯情報端末向けソフトウェアの世界的リーディングカンパニー。供給するソフトウェアは世界で3900万台にも及ぶ携帯電話、PDA、その他の携帯情報端末で稼動しています。現在、ソニー、京セラ、パームワン、レノボ、シンボル・テクノロジーなど、世界で45社もの企業がパームソースのソフトウェアを採用する企業として名を連ねます。「Palm OS Ready Program」は2001年7月よりを開始しています。 なお、パームソース社全般に関する情報はhttp://www.palmsource.comにて、また「Palm OS Ready Program」に関する詳しい情報はhttp://www.palmsource.com/about/os_ready.htmlにてご参照いただくことができます。(ともに英文)

この発表に関するお客様からのお問い合わせ先
株式会社ワコム コンポーネント統括 営業部(担当:小野田、石崎)
電話:03−5309-1508 (土日祝日を除く)
Eメール: components@wacom.co.jp
この発表に関する報道機関からのお問い合わせ先
株式会社ワコム 広報室 (担当:飯村)
電話:03-5309-1501(土日祝日を除く)
Eメール: pr@wacom.co.jp
パームソース社 (担当:Maureen O'Connell)
電話:+1-408-400-1543
Eメール: maureen.oconnell@palmsource.com
本文中の注釈について

(注1) ワコムの特許技術で、ワコム・ペナブルテクノロジーRを定義づける部分のひとつ。その利点は、①ペンに電池が不要であるので、形状の自由度が高い ②電池の入手性を考慮する必要がない ③電池切れの心配がない ④電子ペンの構成が簡単で、低コストである⑤耐久性が高く、長寿命である などとなります。

(注2) ワコム・ペナブルテクノロジーRではペン先の位置の検出に電磁波を用いているので、電子ペンがタブレットや画面に近づくだけで位置の検出が可能です。この機能によりペンを近づけた状態で画面上のカーソルを移動させることができます。この機能をワコムでは「フライトポイント?」と呼んでいます。この技術を携帯電話などに組み込めば、ちょうどパソコン画面のように、カーソルを自由に動かしながらソフトウェアを働かせることができ、たとえば、アイコンにカーソルを合わせただけでメニュー表示を可能にするなどの応用ができるようになります。これに対し、タッチパネル方式(抵抗膜方式)のように接触点の位置を検出するタイプは、接触するまで位置の検出はしないので、カーソルの移動ができずペンを画面から離して使うことができません。

(注3) ワコム・ペナブルテクノロジーRは、液晶表示装置とセンサーを一体化するときに、センサーを液晶の裏面に位置させる構造のため、表示装置の上に貼りつける抵抗膜方式にように表示装置の表示品質を落としません。反射型液晶にように光量に制限がある場合は、特に有用な方式です。          

PalmSource, Inc.は米国パームソース社の登録商標です。
以上