
2008年5月20日
株式会社ワコム(本社:埼玉県北埼玉郡、代表取締役社長:山田正彦)とイーインク・コーポレーション (E Ink Corporation、本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:Russell J. Wilcox、以下イーインク社) はこのほど、イーインク社の電子ペーパー・ディスプレイに「ワコム・ペナブルテクノロジー」(ペン入力センサーシステム) を搭載して、書き込み可能な次世代の電子ペーパーを共同で開発しました。イーインク社はこの電子ペーパーの開発キットを6月より提供開始します。
これに先んじて両社は、本日から22日まで米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催される展示会「International Society for Information Display 2008」で同キットを展示します。
今回両社が開発したものは、イーインク社の電子ペーパー・ディスプレイにワコム・ペナブルテクノロジーを組み込み、「ペンで書き込みができる電子ペーパー」としての性能を十分に発揮できるように最適化したものです。現在利用されている電子ペーパーの機能は閲覧に限られています。その一方で今回の電子ペーパーは、表示したコンテンツに電子ペンで自由に書き込んだり、その内容を消したりすることができるため、端末を電子の紙のように利用できるようになります。
最近では、閲覧機能を中心にした電子ペーパーを搭載した携帯型書籍/新聞端末やコンテンツ配信サービス、広告表示装置などの市場が米国を中心に成長しつつあります。ワコムとイーインク社は、書き込みができる電子ペーパー技術の採用を推進し、電子ペーパー技術の主要供給メーカーとしてグローバルリーダーを目指します。
・提供場所:http://www.eink.com/ (イーインク社Webサイト、英文)
・名称:Broadsheet AM300
・提供サイズ:6インチ (他サイズも準備中)
・提供開始時期:6月
当社は、タブレットPC向けに開発した電磁誘導方式(EMR®)センサーと電子ペンの技術を「ワコム・ペナブルテクノロジー」と呼んでいます。この技術を搭載した情報端末は互換性があり、同じ技術を持つ当社の電子ペンで他の端末を操作することが可能です。当社は、電子の紙とペンを誰もが直感的かつ自然に使えるようにする「ワコム・ペナブルテクノロジー」に注力しており、この技術を幅広く供給することで、さまざまな情報端末の主要技術供給メーカーとしてグローバルリーダーを目指します。
株式会社ワコム(東証一部:6727)は、米国、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア、シンガポールを拠点としてグローバルにビジネスを展開し、世界150カ国以上に製品を提供しています。1983年の設立以来、自然なインターフェイス・テクノロジーによる人とテクノロジーの融合というビジョンを基盤にビジネスを展開し、ペンタブレット、液晶ペンタブレットをはじめとするデジタル・インターフェイス・ソリューションの世界トップ・メーカーとして広く認められています。
当社の入力デバイスは、先進テクノロジーを基盤にして直観的で使いやすく開発されており、デジタル・アート、映画、CG、ファッション、工業デザインなど、幅広い分野に渡り世界中で優れた作品を生み出す重要な役割を果たしています。さらに、ビジネスやコンシューマーが自分自身の個性を表現できるツールも提供しています。当社のコードレス、電池レスの筆圧機能付き電子ペンは、世界で数百万人のユーザーに利用されています。
また、デジタル・インターフェイス・テクノロジーの一つ「ワコム・ペナブルテクノロジー」もPCメーカーなどの戦略パートナーに提供しています。高度な機能と卓越した信頼性を兼ね備えた「ワコム・ペナブルテクノロジー」は、ほとんどのタブレットPCに採用され、質の高い電子ペン環境を提供する基盤となっています。さらに、最先端のモバイル機器でもワコム・ペナブルテクノロジーは欠かすことのできない重要な役割を果たしています。
電子ペーパー・ディスプレイ技術を提供する主要企業です。イーインク社の技術は、消費者向けや業務向けの携帯機器、電子書籍、PCアクセサリー、時計、屋外ディスプレイなどの用途に適しています。株式非公開企業で、凸版印刷、The Hearst Corporation、Intel Capital、Air Products and Chemicals、モトローラなどの企業と資本・業務提携しています。