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テクノロジー

RRFCTM(Reversing Ramped Field Capacitive:勾配電界方式)タッチ技術

ワコムのRRFCタッチ技術(表面静電結合方式タッチセンサー、ワコムタイプ:特許申請中)は、新設計の低消費電力回路と革新的な勾配電界方式を採用することによって、タッチスクリーンにおける高い精度を実現しています。このテクノロジーは、 市場をリードするワコムのペン入力技術、EMRと組み合わせることによって デュアル・インプットアプリケーションに組み込むことも、タッチのみのインターフェースとして使うことも可能です。その高い柔軟性により、システム設計者はアプリケーションやデバイスに求められるヒューマン・インターフェース・ソリューションをクラス最高のレベルに高めることが可能です。

ワコムRRFCタッチの原理

ワコムのRRFCタッチは、従来の静電容量方式のタッチ技術と同様、ガラス・センサー(タッチスクリーン)構造をしていますが、検出回路には、主としてデジタル信号処理で実績あるワコムEMRペンASICコンポーネントを基盤とした新しい技術が用いられています。指の触れた場所からセンサー表面に生成される4つの勾配を持たせた静電フィールドの微弱な電流の変化によって検出されます(この点、単一のフラットな静電フィールドを用いる従来の静電容量方式とは反対です)。この独自のセンサー駆動方式と電流変化の検出方法によって、他の静電容量方式に対し高い精度とレスポンスを実現しています。

RRFCタッチは、2つの隣接したコーナーに対するAC電圧と反対の2つのコーナーに対するDC電圧によって、センサー間の電圧勾配および対応する静電フィールドを形成することで動作を始めます。コントローラーは、これを4つの角の組み合わせすべてに対して繰り返します。指の接触以外のすべての容量効果を取り除くことによって、各コーナーに発生するフィールドのエネルギーが効率的に計測されます。実際のXまたはY軸上の接触点は、その軸に生成された2つの勾配を持たせたフィールドから計測される比によって、単純に得られます。

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4つの勾配電界の概念図

接触によって生じた信号は、市場をリードするワコムのEMRペン技術に使われているASICと同じASICに内蔵された高効率のフィルター・セットへ送られ、デジタルデータに変換処理されます。接触点計算のデジタル処理と独自のアルゴリズムによって、接地の状況や環境ノイズ、ジッターや温度ドリフトといった要素が補正されます。

RRFCタッチには、市場をリードするEMRペン技術と同じASIC回路を用いているため、コスト面で非常に有利であり、従来の表面静電容量製品に比べて低価格を実現しています。この回路はスピードと感度を犠牲にしていないため、AC電源を用いたアプリケーション市場での静電タッチ製品に対するのと同様の要求に応えられます。Tablet PCのような電池駆動のデバイスなど、以前は採用されなかった市場へと静電タッチ技術を広げていくことができます。

ワコムのアドバンテージ

ワコムのRRFCタッチは、従来の表面静電技術が持つ問題点を解決するものとなります。

電池駆動および接地していない状況

ワコムのRRFCタッチは、Tablet PCで効果的に動作することが実証されています。ユーザーが接地していない場合やTablet PC本体に接触していない場合、Tablet PCが電気的に絶縁されている場合などであっても、ワコムRRFCタッチは電池駆動のプラットフォームにおいて高速かつ正確なタッチレスポンスを得ることができます。また、Tablet PCを持ち歩いたり、電池とAC電源を切り替えたりした場合でも、安定した検出が行われます。

ドリフト・フリー

コーナーには一般的なアナログ回路を用い、その動作や環境を常にモニターすることにより、ワコムRRFCタッチは明確なドリフトの原因となる要素を自動的に補正します。

エッジまで均一

ワコムRRFCの境界部は洗練された設計になっているため、アクティブ領域のエッジ部分に至るまで高い精度を保っています。ワコムRRFCタッチのスペックは、ガラスのエッジ部分でも ± 2mm の高精度です。

ノイズの影響を受けない

勾配電界技術および市場をリードするワコムのEMRペン技術と同じASICを利用することにより、ノイズは限界まで低減されています。極めて良好なS/N比により、特定の状況下においては非常に軽い接触でも感知することができます。

市場をリードするワコムEMRペン技術との統合

Tablet PCのOEMがデュアル・インプット・アプリケーションを設計する際にも、ワコムのRRFCタッチは、容易にEMRペン入力技術に統合することができます。ワコムRRFCタッチは、EMRペン入力技術と同様、量産品のASICとMCUを採用しています。ペンとタッチの入力は同じASIC/MCUの組み合わせによって駆動されるため、低コストが実現できます。 ワコムEMRペンを採用しているデバイスにセンサー・ガラスとLCD保護パネルの差というわずかな追加コストで、RRFCタッチ技術を追加することができます。